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猫から考える共生社会 ブログトップ
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猫と暮らす [猫から考える共生社会]

タビは、「キャットネットかまくら」というNPOから来ました。
キャットネットは、神奈川県内初の動物保護活動NPOですが、
支援者、会員の協力はあるものの、代表ご夫妻が自宅で運営されている
ごく小規模な組織であるため、ご苦労は絶えないようです。
NPO法人にすると、補助金をはじめとする行政の支援を受けやすく、
社会的信用度も得られますが、会計処理などに厳密性が求められるため、
保護活動以外の業務に追われることとなるのだそうです。

151215_夜タビ1.JPG

活動を開始した当初、まだNPOになっていなかった頃は、
行政に協力を求めても、まるで相手にしてくれなかったのに、
NPOになった途端、駅前通路の展示スペースの使用を
行政のほうから打診してくるほどの変わりようだったそうです。
ところが、キャットネットの代表は、そんな行政を批判するのではなく、
規則に縛られて身動きがとれない行政に理解を示し、
保護団体がNPO法人化することで行政も動きやすくなるのなら、
市民と行政が協力できる体制づくりの先鞭になれればいいと言い、
「大変ですけどね」と笑っていました。

151215_夜タビ2.JPG

これから猫と暮らしたいと思っている人たちが1匹めに、
1匹の猫と暮らしている人が2匹めに、
2匹の猫と暮らしている人が3匹めに、
保護された猫を選び、地域猫の去勢不妊活動を支援し、
猫(犬や他の動物たちも)の殺処分をゼロにできればと思います。
猫が嫌いな人たちだって、年間100万匹もの猫が殺処分されていることを
決して喜んではいないと思いますから。

151215_タビ食事.JPG

ペットの飼育や売買に対して法律で厳しい規則を設けている欧州でさえ
戦争に向かおうとしている現在、
政治家たちは、たかが猫や犬と思っているかも知れないけれど、
小さな無力な命を守れなくて、何が平和でしょうか。
だからこそ、猫1匹の命を救うおうとする一人一人の心根が、
人の命をも救うことにつながるのだと思いたい。
日本はどんどん「恥ずかしい国」になっていっているけれど、
「恥ずかしくない国民」でいることはできると信じたい。
震災の直後、世界が認めてくれた日本人の礼儀ただしさとやさしさを誇りに思い、
人の命も、猫や犬や、路傍の草花の命も、同じように慈しむ人であり続けたい。
だから、ぼくたちは猫たちと微笑みながら暮らす。




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共通テーマ:ペット

食べるということ [猫から考える共生社会]

 ドラムが生死の境から立ち直り、食欲を取り戻して、体中から生きる歓びを発散させながらいつものカリカリを食べる様子を見ていて、思い出したことがあります。約6年前、ぼくたちはカメルーンに旅行したのですが、そのときのことを当時やっていたミクシィに書いた文章です。
 少々長くなりますが、抜粋引用します。
 写真は当時のドラム。

131119_ドラ水飲み.jpg


 カメルーンでは、祭りや葬式など特別な日には、山羊の料理が供せられます。大切なお客さんには、生きた山羊のお土産もつきます。
 ぼくたちも、体験しました。まず朝、山羊市場に行って、生きた山羊を購入。1匹27000CF。約6000円です。それから、滞在中何かとお世話になったカフェへ。屠殺後、バナナと共に料理してもらいました。
 そして、いただきました。鳴き声の記憶などもあり、多少の抵抗感もありましたが、「泳いでいる魚の生け作りと同じだよ。スーパーの肉だって、元は生きているんだよ」という日本人ならではの納得で、思いきって食べました。
 料理も上手だったのですが、正直言って、おいしかった。臭みはまるでなく、歯ごたえばつぐん。知らなければ、牛肉と思うのではないでしょうか。
 食べ物全般に対する意識が少し変わったと思います。残さず食べよう。しっかり味わおう。感謝しよう。そう思いました。
 人間が生きていくうえで、食べることと眠ることだけは、どうしても外せませんが、事情は少し違います。仕事がら何度か経験がありますが、どんなに徹夜続きでも、どんなに大切な仕事があって眠れなくても、人間は必ず寝ます。死ぬまで起きていることはできません。でも、死ぬまで食べずにいることや、死ぬまで食べ続けることはできます。だからこそ、食べることへの態度によって、人間は、その在り方を問われると思うのです。
 食育の大切さが叫ばれたり、賢いからという理由で鯨を食べるなと言う人がいたり、生け作りを残酷だと言う人がいたりしますが、いずれも少しピントがずれているように思えてなりません。
 子供たちには、自分で育てた野菜を食べること、生きた動物を殺すところから始める食事を経験させること、それが大切なのではないかと思います。理屈じゃなくて、五感で体験してほしい。
 宗教は関係なく、食事の前に目の前の食べ物に手を合わせる心こそ、人がかろうじて人であることの誇りを保てる大切な行いなのではないかと思います。人もまた、山羊と同じ生き物の一種にすぎないのですから。人間だけが特別なのではありませんから。
 おおざっぱな計算ですが、80歳まで生きるとすると、人は一生のうちに約8万回の食事をします。たった8万回です。ぼくの場合は、既にその半分以上が終わっています。残りの食事、何を食べようとも、考えながら感謝しながら、そして楽しみながら食べたいと思います。
 旅行中、ネコたちは成田のペットホテルに預けました。知人たちから「2週間も留守すると忘れられるかもよ」と脅されていたので、帰国して引き取って、しがみつかれたときの嬉しかったこと。
 実は、カメルーンで山羊を食べるとき、不覚にもネコたちのことを思いだしてしまいました。山羊って中型犬くらいの大きさで、当たり前なんだけど、毛が生えてて鳴くでしょ。
「この山羊に名前をつけてしばらく飼ったら、食べられなくなるかな」
「極限まで腹へったら、ドラムやリズムを食べることできるかな」
そんなことを考えてしまったのです。
 結論は、保留にしました。
 ただ、ひとつ思いだしたことがあります。以前、北海道の牧場に取材に行った友人のライターから聞いた話です。
 その家には小さな女の子がいたのですが、おうちの人が、自家製のハムを御馳走してくれたとき、「このハムねえ、○○ちゃんなんだよ。○○ちゃんはハムになっちゃったんだよ」と言って、おいしそうにそのハムを食べたそうです。
 ペットと食材、固有の名前があるものと一般名詞としての動物。
 その女の子のように、余計な線を引かずにいられたらいいのにな、そう思いました。そうなれたら、人どころか、山羊とも平等になれて、本当に自由になれるんじゃないか、そう思いました。




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11匹の捨て猫さんたち [猫から考える共生社会]

既にご存じの方も多いと思いますが、
久しぶりにブログ巡りをしていたら、
ひでぷにさんのところで猫の大量遺棄事件について知りました。
一度に11匹もということは、
猫屋敷化して手に負えなくなってしまった人か、
ペット業者関係の人による蛮行なのでしょう。
今回は保護してくれる人のいるところでよかったけど、
そうでなかったらと思うと暗澹たる気持ちになります。
保護されたgreen_blue_skyさんをはじめ
保護活動をされている方々には頭が下がります。
(記事はこちら)

支援物資の送付先は、左のリンク先にあります。
直接の支援だけでなく、こうした事実を語ったり、
小動物との平安な暮らしの楽しさを伝えたり、
あるいは嘆き考えるだけでも、
できることはたくさんあると思います。
ブロガーの力の見せどころですね。

121011_かわいそう.png
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ちょっとだけ警戒 [猫から考える共生社会]

120926_寺猫.jpg

うちの猫たちは基本的に人見知りをしないんだけど、
それでも人によって反応に違いがあります。
初対面なのにやたらくっついてくつろいでいたりすると、
「この人いい人かも」なんて思ったりします。

人見知りの飼い猫もいれば、人なつっこい野良もいるから、
一概には言えないけど、猫の基本は警戒モード。
とは言え、「悪さする?」って感じで身構える猫と出会うと
「怖い目に遭ったことがあるのかな」と思います。

最近は小学校で、知らない大人に話しかけられたときの
「距離」の取り方を教えているそうです。
お互いに手を伸ばしても届かない距離までしか近寄ってはいけない
と教えているとテレビで言っていました。

子供にとっても猫にとっても危険人物は必ずいるから
警戒するに超したことはないんだけど、
誰に対してもまず警戒しなきゃいけないなんて悲しい。

「大丈夫な人もいるんだ」
ということを知って大人になってほしいから、
安心できそうだというオーラを出しながら、
本当に安心できる人でいたいと思いつつ、
道行く子供たちや猫たちを眺めています。

写真は、お茶の稽古に通っているお寺の境内で出会った新顔さん。
まだ子猫です。
ちょっと警戒しつつもくつろいでいました。





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有村昆
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幸せって何だっけ [猫から考える共生社会]

猫を飼える賃貸住宅を探すのは大変です。
ペット可」となっていても、たいていは犬のみ。
猫は「柱や床に傷を付ける」というのが主な理由。
「匂いがつく」「放し飼いにして近隣に迷惑をかける」
「どんどん増えて猫屋敷になることがある」
といったことを心配する人もいるようです。
絶対ないとは言えないけど、そんなことめったにないのにね。

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現在、日本には800万戸を超える空き家があると言われています。
率にして約15%。
このままだと30年後には40%を超えるそうです。

猫だけじゃなくて、お年寄りや子供がいる人や外国人とかも、
家を借りにくい状況があります。
さまざまな理由で住むところを失った人もいます。
個人の財産所有による経済成長の歪みと言ってもいいでしょう。
隣に困っている人がいても自分が困っていなければ
幸せだと感じられる人が多い社会って、
居心地が悪いと思うんだけどな。

120919_リズム.jpg

まどろむ猫たちをなでながら、
さまざまなニュースや政治家の話を聞いたりするたびに、
入口が間違っているような違和感を感じる今日この頃。




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共通テーマ:ペット
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